高津先生の動画を受けて。

以下の動画です。

オナ禁は効果ありますか?射精は体に悪いですか?ハゲ、ニキビ、美肌に作用しますか?高須クリニック高須幹弥が動画で解説 - YouTube

この動画を受け、読書感想文的なことを、書いていきます。

 

ひとまず、オナ禁至上主義者の言い分よりは、正確だと感じました。

一概に言えないとか、個人差があるとかの言い方は、割と好感もてます。

長期オナ禁を薦めないのは、あくまで医者の立場としてですから、まあ…妥当性はあるのかなと思います。

 

ただ、いくつか引っかかる点もあります。

 

まず、長期オナ禁による精子造成能力の低下の話。

確かに、しばらくオナ禁してから射精した精液の精子は、質が良くない様です。

そうでない時の精子より、受胎率が14%から8%に落ちるという話も、見たことがあります。(ソースは忘れた)

ただ、度々セックスしていれば、精子造成能力は復活しないでしょうか?

そこが、疑問点その1です。

 

その2は、前立腺がんのリスク。

自分の調べたところだと、1ヶ月の射精回数が21回以上の人に比べると、それ未満の人の生涯前立腺がんの可能性は多少高いというのは、統計的に事実な様です。

といっても、9%が12%くらいになるくらいです。

彼も専門外のことはそんなに詳しくない感じは動画から受けましたし、それについては各自で裏を取った方が正確だと感じます。

また、それは本当に射精回数が直接関係しているのかも疑問です。

相関関係と因果関係は、似て非なるもの。

従って、長期オナ禁前立腺がんのリスクを高める説は、自分は疑っております。

 

その3。

短期オナ禁によるテストステロン値の上昇が、果たしてオナ禁効果とどれだけ関連性があるのか?

また、オナニーのしすぎによるジヒドロテストステロン値の上昇が、どれだけ悪影響を及ぼしているのか?

彼の話しぶりを聞くと、その辺に違和感を覚えました。

短期オナ禁の効果、あるいはジヒドロテストステロンの上昇による弊害を過信しすぎている印象です。

確かに、オナ禁して1週間後にテストステロン値が上がるのはデータ上事実でしょうが、それがオナ禁効果に繋がるという根拠はないです。

あくまで、テストステロン値の低い人にテストステロンを投薬(短期オナ禁でのテストステロン値上昇とは、桁違いの上昇)して健康になったというデータだけで、短期オナ禁によるオナ禁効果が証明されたわけではないのです。

おそらく、彼はそこまで論文を読まなかったのであろうと思います。

 

とまあ…ここまで批判メインになってしまったのは、個人的に残念です。

出来れば、褒めたかったので。

 

ただ、我慢が身体に良くないというのは、自分も同感です。

多分、我慢によるストレスがNK細胞の働きを鈍くし、免疫力が低下すると考えられますから。

あと、エロ動画を見ず、道行く人を見てそれをオカズにするという提案も良いと感じます。

なので結論としては、鵜呑みにせず、この動画は参考としてどうでしょうか…です。

 

では、終わります。